アルミニウム合金に関する設計基準
アルミニウム合金に関しては、知っておくべき重要な設計基準がいくつかあります。
一つ目はEN 12020-2です。この規格は、一般的に6060、6063などの合金に適用されますが、アルミニウム押出成形品の形状がそれほど複雑でない場合は、6005および6005Aにも適用されます。この規格の対象となる製品の用途は以下のとおりです。
- 窓枠とドア枠
- 壁プロファイル
- スナップオンコネクタ付きプロファイル
- シャワーキャビンフレーム
- 点灯
- インテリアデザイン
- 自動車
- 小さな公差が求められる製品
2番目に重要な設計規格はEN 755-9です。この規格は、6005、6005A、6082などの重い合金全般に適用されますが、7000シリーズの合金にも適用されます。この規格の対象となる製品の用途は以下のとおりです。
- 車体
- 列車建設
- 造船
- オフショア
- テントと足場
- 自動車構造
経験則として、EN 12020-2 の許容値は EN 755-9 の値の約 0.7 ~ 0.8 倍であると想定できます。
アルミニウムの形状と複雑さは例外です。
もちろん例外もあり、特定の寸法はより小さな許容差で適用できる場合が多くあります。これは押し出し成形品の形状と複雑さによって異なります。
投稿日時: 2023年5月15日