アルミニウムは使用後どのくらいで酸化し腐食しますか?
アルミニウムの主成分はアルミニウムと少量の合金成分です。アルミニウムは色の変化が少ないため、酸化されにくいと考える方もいるかもしれません。しかし、実際にはアルミニウムは非常に活性な金属であり、鉄よりも酸化されやすいのです。目に見えないのは、酸化後に形成されるアルミニウム酸化物が無色透明だからです。この酸化皮膜は内部のアルミニウムと空気の接触を遮断し、酸化が進行するのを防ぎ、アルミニウム基板を保護します。そのため、アルミニウムは表面処理を施さなくても耐久性に優れています。
しかし、酸化膜は無傷ではないのです。酸化アルミニウムは酸やアルカリに活性で、腐食性空気のある環境では酸化膜が簡単に破壊され、アルミ基板の腐食や損傷につながります。屋外で使用する場合、日光や酸性雨にさらされるとアルミの腐食が加速されます。そのため、アルミプロファイルが使用中に酸化・腐食する期間は、環境や表面処理にも左右されます。アルミプロファイルの表面処理には、陽極酸化、電気泳動、スプレー、電気メッキなどがあります。陽極酸化は電気化学的方法で、アルミプロファイルの表面に人工の酸化膜を形成します。この酸化膜は自然に形成される酸化膜よりもはるかに厚く、厳しい屋外環境でも腐食に強く、保守的な使用寿命は25年にも達します。
投稿日時: 2022年8月25日